坐蒲の坐りごごちの秘密とは?
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こんばんは。ナーランダ出版のフミエです。
お元気でお過ごしでしょうか?
愛知県では、日中はまだ夏の名残りを感じますが、朝晩はひんやりとした風が心地よく、秋の気配が少しずつ深まってまいりました。
先日、福厳寺を訪れますと、境内には赤く染まった彼岸花が静かに咲き始めていました。
秋のお彼岸のころに姿を見せるこの花は、季節の移ろいをそっと教えてくれます。
彼岸花は「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」と呼ばれ、仏教とも古くからご縁のある花です。
また、本堂の天蓋(てんがい:照明器具)に似ていることから「天蓋花(てんがいばな)」とも呼ばれています。
今年は暑さのため開花が少し遅れましたが、咲き誇る彼岸花を眺めていると、暑かった夏の終わりを感じて、しんみりしてしまう今日この頃です。
坐蒲には特別なワタが使われています。
坐禅の座り心地を大きく左右する坐蒲。その中には、実は特別な「ワタ」が使われているのをご存じでしょうか。
「ワタ」と聞くと、まず思い浮かぶのは綿(コットン)だと思います。しかし、坐蒲に入っているのは「パンヤ」と呼ばれる天然繊維で、カポックという樹木の実から採れるものです。
パンヤはふんわりと軽いのに弾力があり、空気を多く含むため、長時間の坐禅でも身体をしっかりと支えてくれる特徴があります。
かつては座布団や敷き布団にも広く使われていましたが、いまでは化学繊維による代用品が主流となり、目にする機会は少なくなってきました。
では、なぜコットンではなくパンヤを使用しているのでしょうか?
ここが違う!パンヤの特徴
肌触りの良さや吸水性・吸湿性・通気性といった点では、コットン(綿)が優れています。
しかし、坐蒲のように長い時間、繰り返し使用されるものにとっては、中のワタが潰れて座り心地が損なわれないことの方が重要です。
その点、パンヤは繊維が長いためヘタりにくく、ふかふかとした弾力を長く保つことができます。さらに水をはじく性質があるため湿気にも強く、ふっくらとした状態を維持できるのです。
この特徴を最大限に活かし、ナーランダ出版の坐蒲には天然のパンヤを100%使用しています。約800グラムものパンヤをふんだんに詰め、座っても潰れにくい、最適な座り心地を追求しました。
ナーランダ出版の100%天然パンヤを使用した「オリジナル坐蒲」をオススメします。
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